一寺院を越え京都の有り様を映す寺
2012.01.08
遠く東山の峰々、それに連なる気高き比叡の山と庭とが一枚の絵のように一緒におさまる借景は、自然を畏怖し、敬う気持ちの表れ。と、同じように、黒光りする床に庭の緑を映し込む「床みどり」、これもまた、自然を家の中にまで取り込んで、実に見事だ。誰もがみな床に這いつくばるようにして感嘆の声を上げる。秋にはこれが真っ赤な紅葉を映す「床もみじ」になる。これまた涙が出るほど美しい。光の加減でお昼前後が一番の見頃だそうだが、朝でも夕方でもそれなりに美しい。
[関連情報]
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単に一寺院を拝観するというものではなく、そこに京都の有り様、あるべき姿を見る、そのための「実相院」なのである。
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